Method

補強土植生のり枠工法(GTフレーム工法)

工法の概要

補強土植生のり枠工「GTフレーム工法」は、補強盛土工法などで用いられるジオシンセティックス(ジオグリッド、短繊維)の特性を利用した新しい吹付のり枠工法です。

新しい発想のもとに生まれた“柔構造”のり枠によって、ねばり強くのり面・斜面を守るとともに、のり枠面を含む全面緑化が可能となるため、自然と調和した緑豊かな景観が創造できます。

特徴・仕様等

①CO2削減(CO2排出量を減らした「省エネ型工法」)
建設資材の中でセメントや鉄は、大量の熱エネルギーを消費して製造されます。本工法は、従来工法に比べて、こうした資材の使用量が少なく、施工性が格段に向上するため、CO2排出量を大幅に削減できます。
CO2削減(CO2排出量を減らした「省エネ型工法」)

②廃棄物削減(ゴミ(廃棄物)を減らして「eco」)
GTフレーム工法の吹付材は、植物の生育が可能な改良土であるため、シート養生やリバウンドロス除去が不要で、従来工法に比べて余分なゴミを出さず、廃棄物発生量を大幅に削減することができます。
廃棄物削減(ゴミ(廃棄物)を減らして「eco」)

③美観・景観性(全面緑化によって緑豊かな景観を創造)
短繊維混合補強砂で造成されるのり枠構造は、植物の生育が可能であるので、のり枠面を含む全面緑化が可能となり、自然と調和した緑豊かなのり面・斜面を造成でき、景観性が向上します。

■ 植物の生育性

短繊維混合補強砂で造成されるGTフレームのり枠は、植物根系の伸長が可能で、植物が生育できる環境となります。

美観・景観性(全面緑化によって緑豊かな景観を創造)

④力学的特性(ひみつは2種類の短繊維とジオグリッドの組み合わせ)
ジオグリッド「GTフォーム」と短繊維「GTファイバー」を混合した改良土(短繊維混合補強砂)との組み合わせは、柔なのり枠の構造部材として、ねばり強くのり面・斜面を守ります。

■ 短繊維混合補強砂の力学的特性

太さ・長さの異なる2種類の短繊維を選定・コンポジットし、改良土に混合することで、ねばり強さやせん断強さなどの強度特性が向上します。
豪雨等に対する耐侵食性についても高い効果が確認されています。

短繊維混合補強砂の力学的特性

■ ジオグリッドの力学的特性

短繊維を混合した改良土とジオグリッドを組み合わせた複合材料とすることで、のり枠形状を拘束する効果が働き、強度特性を向上させ、ねばり強い柔構造のり枠となります。

ジオグリッドの力学的特性

⑤施工性の向上(軽量・シンプル・コンパクトで抜群の施工性)
使用材料が軽量・コンパクトであるので、狭所での運搬や急傾斜地での作業が容易となり、施工性が向上し、安全作業にも貢献します。大幅な工期短縮も可能です。施工機械は通常使用している吹付プラントで施工が可能です。

■ 扱いやすい材料です

長尺・重量物となる鉄筋や金網型枠等を使用しないので、運搬が容易、斜面上での取扱いが容易で、施工性は抜群です。

扱いやすい材料

■ 施工スピードもアップ

シンプルなのり枠構成により、施工能率が格段にアップ。
大幅な工期短縮が可能です。

施工スピードもアップ

■ 高所・長距離も吹付可能

吹付材は、圧送性や吐出性が良好な改良土を使用するため、高所・長距離でも施工が可能です。
高所・長距離のモルタル吹付で必要だった専用機械や仮設対策などが省略でき、施工性の向上、コスト縮減にも貢献します。

高所・長距離も吹付可能

⑥コスト縮減(ムダを省くことでコスト縮減を実現)

軽量でシンプルなのり枠構成は、施工能率を格段にアップするとともに、廃棄物処理に必要な作業や処理費を省略でき、施工コストを削減することができます。

⑦優れた耐久性(耐久性に優れた材料で性能を確保)

使用する材料は、耐候性・耐薬品性などの耐久性に優れるものであるため、従来のモルタル吹付のり枠などで懸念されていたひび割れの発生による鉄筋の腐食などの問題がなく、一般的な使用環境下では長期にわたって耐久性に優れた工法として機能します。

施工方法

施工方法

施工事例

施工事例

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